施設概要

設計安藤忠雄建築研究所
構造鉄筋コンクリート造1階建
規模建築面積 3,407.85㎡
延面積  3,199.04㎡(市民図書館 約2,682㎡)
敷地面積 8,579.24㎡
工期着工:平成25年7月
竣工:平成26年12月(第1期工事分)
  :平成27年9月(第2期工事分、学習コーナー、外構ほか)
開館平成27年1月15日開館(グランドオープン平成27年10月1日)

「本ではない本」の庭から。

松の緑青に桜の薄桃色が映える官庁街通り。馬蹄モニュメント(カリヨン)がある桜の広場は、十和田市民の憩いの場。旧陸軍軍馬補充部三本木支部の跡地に植えられ、約1世紀の間まちを見守り続けてきた桜の古木。受け継がれてきた財産を活かしながら、今までにない総合施設ができました。それが、図書館と教育研修機能をあわせもつ「十和田市教育プラザ」です。
設計は日本を代表する建築家、安藤忠雄氏。独学で建築を学び、数々の公共施設を設計してきました。「これからの地方都市の最重要課題は人材育成」という信念のもと、十和田の美しい自然と調和する”新しい教育の場”を提案しました。

施設内に5つ設けられたサンルームは、あえて目的を絞らない空間をつくることで、さまざまな人々が出会い、コミュニケーションするきっかけを用意しています。世代、立場、考え方を越えて対話するときに生まれる、気づきや感動。その”本ではない本”、活字にならない情報こそが、これからの時代に必要な「考える力」や、「尊重しあう心」を養う糧となる。建築家からのメッセージです。

沿革

1909年 4月
皇太子殿下(大正天皇)の東北御巡幸を記念して稲生町一丁目三本木小学校に開設し、
三本木村立図書館と称す。(蔵書数 300冊)
1910年 9月三本木町立図書館と名称を改称する。
1916年10月三本木小学校寺向移転に伴い図書館も同時に移転する。
1955年 2月市制施行に伴い三本木市となる。(三本木町、大深内村、藤坂村が合併)
1956年10月市名を十和田市に改称する。十和田市立図書館に改称し、十和田市役所分室に併置する。
1966年 7月十和田市社会福祉会館に移転する。
1973年6月十和田市民図書館と改称し、当時の社会福祉協議会2階から移転する。
1973年 7月新館(十和田市西十三番町2番8号)をオープンする。
2002年 10月図書館管理システムを導入し開始する。
2005年 1月十和田湖町と合併し、十和田湖町立図書館を十和田市民図書館の分館と位置づける。
2013年 7月『(仮)教育プラザ工事』に着工する。
2015年 1月ICシステム導入。休館日、開館時間、蔵書点検期間変更及び規則改正。
2015年 10月『十和田市教育プラザ』がグランドオープン。